オリジナルの型絵染を施した綿生地を使用したモンペショーツ。型は1960年代のワー クトラウザーと日本の着物「もんぺ」の直線的構造を融合させています。柄構成は芹 沢銈介による「字のれん」の構造的美しさや、マティスのカットワークに通じるアプ ローチを内包。ウエストはコードで調整するもんぺ構造で日常の動きに寄り添う実用 的な設計です。フロントの前カンには足袋に用いられる小鉤(こはぜ)を使用。伝統 的な技法に敬意を払いながら、現代の衣服として再構築した一本です。穿くたびに表 情が深まり経年とともに自分だけの一本へと育っていきます。